「子供部屋」についてお話しします。
あなたが、純粋な愛情や優しさから「子供に快適な部屋を用意してあげたい」と考えていたなら、ちょうどいいです。
「子供部屋をどのタイミングで与えるか」ということについて考えてみましょう。
ある大学で学生を調査したことがあります。
・無表情な学生
・おとなしい学生
・普通の学生
・にぎやかな学生
の4つのグループに分け、何が性格を作ったのか、ということを調べたんです。
その結果、一番相関関係があったのは
「子供部屋をいつ与えられたか」
ということでした。
回答に多かったのが
・無表情な学生・・・小さい頃から自分の部屋が与えられていた
・おとなしい学生・・・小学校3~4年生頃
・普通の学生・・・早くても小学校5~6年生、多くは中学生になってから
・にぎやかな学生・・・子供部屋を与えられたことが無い
というものでした。
この結果を見ると、「じゃあ、子供部屋は与えない方がいいの?」って思いますよね。
いいえ、決してそんなことはありません。
あなたにも心当たりがあると思いますが、自分のいつもいる所にいると、とても心が落ち着きます。
動物と同じように、人間にも「自分のテリトリー」が必要です。ただそれは、「部屋」でなく「スペース」でもいいんです。
小さい子なら、家族の話し声が聞こえるリビング、お母さんなら、快適に使えるキッチン、お父さんなら・・・バルコニーとか、トイレという声も聞きますが。^^;
当然のことですが、家や子供部屋は子供を育ててくれません。子供は親が育てるんです。家や子供部屋は、それを媒介するだけなんです。
ですから、
・現在の子供の性格
・どんな子にしたいか
・家族や社会とどのように関わらせたいか
ということをよく考えてから、部屋を与えてください。
それだけでなく、部屋を与えた後の親の関わり方も大切です。
この続きは次回に・・・
*自分の落ち着ける場所は、自宅リビングのソファー。そこだけクッションがへたっています。
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